授業で行った石上神宮

先日、とある演習の授業で、天理大学のご近所にある石上神宮に行きました。

この辺りを拠点に活躍した古代豪族である物部氏の総氏神。

物部氏は初代天皇よりも先にヤマトを治めていたと思われるニギハヤヒの末裔。仏教をめぐる蘇我氏とのあの事件でも有名。

など、、いろいろと面白そうな場所なのですが、それはさておき、天理教との関係のお話を。

「中山という姓」の話。

高野友治『神の出現とその周辺(高野友治著作集第6巻)』(天理教道友社、1979年)には、次のような記述があります。

中山の姓であるが、一般の農家であったので姓はなかったと思う。だが石上神宮の天保十年の燈籠の台石に「庄屋敷中山善右ヱ門」と彫られた姓名がある。ただしこの姓は、藩主からもらったものでなく、石上神宮からもらったものと思う。

高野友治『神の出現とその周辺』142頁

そんなわけで、その燈籠をみてきました。

入口のところにあるこの燈籠。

そこにばっちり書かれていました。ちょっと見づらいですが…

「庄屋敷村中山善右ヱ門」と書いてある気がする…

よくこんなの見つけたなと、先人の先生方には頭の下がる思いです。それとも、昔はみんな知ってたのでしょうか。

日々勉強です。

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