人生を変えた卒論――学生による卒論の感想

卒論天理

これから何回かに分けて、もうすぐ卒業する学生が、卒論と向き合った感想を紹介します。

人生を変えた卒論(O. Y)

私にとって、卒論は人生を変えたものである。今まで半信半疑だった天理教の信仰が本当の信仰になるきっかけとなった。

元々、野球で就職しようとしていた私は、天理教の教えを少しでも心に治めたいと思い、先生に相談した。すると、

「おふでさきを全て読み、意味を理解しなさい」と。。。

この会話をしたのが卒論提出の2カ月前。その日から、先の見えない卒論がスタートした。テーマも決まっていないし、参考文献も「おふでさき」だけ。不安の毎日で必死にやるしかなかった。毎日平均8時間はやった。それは大変ではあったが、それよりも、この2カ月間には不思議なことがたくさん起きた。

1つ目は、自分以上の力が発揮できたこと。今までは、やろうと思っても勉強を継続できたことがなかった。だが、今回はがんばれた。支えてくれたのはM君の存在。彼はすでに卒論が終わっているのに、ずっと勉強に付き合ってくれた。

2つ目は、この期間中に行われた学祭での出店。野球部として出店したが、初期費用の数万円は自費で始めた。学祭直前には大きな不安が押し寄せてきた。しかし、「人のために動く」と心に決めて取り組んだ。結果、売り上げ1位でみんなを幸せにできた。

細かいことを言えば、まだたくさんあるが、この2カ月が今まで22年生きてきた中で一番いきいきしていた時間だった。人間は未来が見えない時に、不安を感じる。ただ、この2カ月で私は悟った。

“人をたすけるために神様と共に働けば、必ずたすけてもらえる”

この卒論をきっかけに進路を変更した。今は未来が楽しみでしかない。人生を変えた卒論だった。

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